2008年5月26日月曜日

庭木の土 2

 中電営業所の方は総合庁舎よりも状況が更に悪い。総合庁舎と同様に緑地の周りに高さ三十センチほどのコンクリート壁をつくり、その中に半分ほど工事の残土のような砂礫を入れ、その上にとても植栽用の土とは思えない小石混じりの土砂を重ねて入れた。

そのため小石が沢山露出している。これでは樹木が育たないだろうと思ったが、矢張り三年経った平成十七年には最も目立つ正面道路沿いの草花が全部枯れ、植え替えた。島田市の花ということなのか今度はバラを植えたが、土はそのままだったので西寄りの四分の一ほどは又もや枯れて空地ができている。

高さ四・五メートルほどの落葉樹が八本植えられたが、そのうち三本は虫が食い葉が萎れて枯れかかっている。また、西側の総合庁舎との境の緑地に三十本余り植えた木のうち数本が枯れ、六本ほど植え替えたが、うち二本は早くも枯れてしまった。

 中電のような大きなしっかりしているはずの会社が、どうしてこんなぶざま無様な姿を世間にさらしているのか奇妙に思った。この会社には緑地専門の管理者はいないのだろうか。いや、この営業所の従業員だけでも相当な人数がいるはずだが、正面玄関先の職場の顔にあたるところの木が枯れかかっているのに、誰ひとり気付かないのは何故だろうか。気付いていても知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいるのかもしれない。

 六月一日、私は中電島田営業所に行った。あいにく担当者がいないというので営業課副長のBさんに会った。彼を伴い現場で状況を説明したところ、Bさんは今まで職場の植木をじっくり観察したことがないとのことで、「なるほどこれはひどい。早速担当者に報告します。」と言った。

その後、六月十四日に担当者という人から「庭木のことはしっかりやりますからお任せください。有難うございました。」との電話があった。

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