2008年5月2日金曜日

すんぷ夢ひろば6

 大門の前で記念撮影をして帰路につく。途中、焼津さかなセンターへ寄って土産ものを買い、予定通り午後四時に神社前に到着した。この小旅行は直接費だけでも演芸場の入場料一、三〇〇円、食事代一五八〇円の計二、八八〇円かかるのに、市社会福祉協議会から補助をうけて個人は六〇〇円の負担で参加できた。

 私は高齢で体力がなくなり、汽車でもバスでも遠出はできないが、今回程度の日帰り旅行ならまだ参加できる。日頃は自宅に閉じ籠り、たま偶にはどこかへ行ってみたいと思っていたところだったので丁度よかった。誘ってくれた民生委員の田中さんに感謝している。しかも、この旅で思いもかけず寄席の演芸を堪能できて、こんなに楽しい思いをしたことは最近なかった。

 半月ほど過ぎて行き付けの理髪店に行った。『すんぷ夢ひろば』へ行ったことを店主に話し、序でに『天下泰平の湯』の評判をアンテナの高い主人に訊いたところ、このごろ行った人が、「あそこは入場料が高い上に、中の個々の施設へ入るのに追加利用料を払わねばならない。加えて子どもの遊び場がないのでこりごりした。二度と行く気がしない」とこぼしていたという。

 どうやら温泉施設の方も天下泰平でなく黄信号が点きそうな気配のようだ。県下最大級の温泉、それに演芸場と駿府町家。これだけの大きな施設を整えてオープンし、営業開始してから半年も経たないうちに前途が危ぶまれるとは、新しい事業をおこすのは難しいものだ、とつくづく思った。

 そして、そうしたリスクを百も承知で、今や全国的となった『日帰り温泉ブーム』など新規事業に取り組む人が競い合う。欲深い人間模様の修羅場をかいま垣間見たような気がする。『すんぷ夢ひろば』の繁盛は、大方の期待をよそに、うたかた泡沫のように消え去るのだろうか。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして、りょは~ゆと申します。
わたしのブログにコメントを残していただきありがとうございました。

次回は、是非、天下泰平の湯へ足をお運び下さい。
というのは、人の価値観というのはアテにならないからなのです。
私は、ここで仕事をしている手前、いいことも悪いことも、当然皆様が思われていることも重々承知しております。…が、

高い、という人は、ただそう思うのみだったのか?施設は安っぽい物ではないはずで、サービスも、設備なども全部をふまえて、高いと思わせる物だったのか…?そう思う方は、安い銭湯なり、消毒たっぷりでべたべたする健康ランドなどに行っていただければいいのです。こちらは銭湯ではありません。しかも、タオルも、洗面道具も全部揃っているので、体一つで来ていただければいいのです。
似たような作りの大江戸温泉物語などは、もっともっと高いですよ?(笑)

料金については、昨年末から値下げしたことから以前より利用しやすくなりました。新聞などに広告を載せた際に時々あるクーポン券で会員価格で入れます。
平日なら2000円が1500円です。見つけたら取っておいてくださいね。

お風呂は、平日は空いていますが、それでも数百名の利用があります。
子どもの遊び場はキッズパークや催事場にもあり、無料です。最近は温浴施設内にもキッズルームができました。
お金を取る施設は、温浴施設と、徳川家康ミュージアム、演芸場のみですよ?
6月には、庭園博物館がオープンします。
博物館は、どこでも普通は有料です。
町家は無料なので、散歩に来る老人介護施設の方が多く見えます。

県外などから来る団体の利用客からも、一般のお客様からも、高いと思ったけど相応だった。又友達を連れて来たい、という方が多いです。
ブログ上で、一部の満足されなかったお客様の意見を書かれてしまうと、一層マイナスイメージになってしまいます。
そういうのって、とっても悔しいです。
インターネット上に意見なり、見解を書かれる際には、ちゃんとご自分で実体験されたことを書いていただく方がいいです。

私の家の近所の人にも、一人一万くらいかかるんでしょ?なんて言われるほど、噂が広がって違う方向に行ってしまっています。
お風呂に入ってのんびりして、食事する程度なら、3000円くらいですよ?
未だに町家も入場料を取られると思っている方がいらっしゃるくらいですから、悲しいです。ポスターに無料と書いてあっても、読まれていないんです…。

すみません、長々書いてしまいました。
人の意見を聞いて、そうなんだと思いこみ、来ない、行かない、ということほど切ないことはありません。
今回の記事を一通り読ませていただいてのコメントです。
小娘(30過ぎですが(笑))が出しゃばりまして失礼いたしました。
是非又来てください。それからのご意見や批判は重く受け止めますので…。